旅の途中でバイクのUSB電源が死んでヒューズ噛ませておいて良かった。という話

どうも!まっとーでっす!

2018年4月~9月の期間で日本一周をしていました。

その途中で自分で取り付けたUSB電源が死んでしまったときの話を記事にします。

バイクにUSB電源orシガーソケットを取付ける!

以前、バイクにUSB電源を取付ける記事を書きました。

 

ぼくが、バイクにUSB電源を取る際に採用したのは、

「リレースイッチを使って電源を取るやり方」

でした。

取付けるときにリレーの役割やどこにヒューズを噛ませるのか。
ということをしっかり勉強していたので、すぐに原因もわかり修復も簡単にできました。
(取付けの記事にも今回起こったことのリスクがそのまんま書いてあります。)

これからUSB電源を取付ける方は本当にこんなことあるんだ!って参考にして頂けたらと思います。

それでは、いきます!

Contents-目次

USB電源が死んだ原因を突き止める

まずは、なんでUSB電源が死んでしまったのかを考えました。

USB電源が死ぬ直前まで種子島にいて、ぼくはキャンプ場にほとんどの荷物を置いて走っていました。

そのときにUSB電源に繋いでいたケーブルを抜き忘れてプランプランさせながら走っていて、気づいたときにはケーブルがタイヤ等と擦れてズタボロな状態になっていました。

ケーブル被膜剥がれ

上の写真のようにケーブルがズタボロになっていて、導線が見えている状態にまでなっていました。

これがUSB電源が死んでしまった原因でした。

なぜバッテリーは無事だったのか

まずは、上の写真のように導線がむき出しになってしまうと何が起こるかを説明します。

むき出しの導線が他の金属部に接触してしまうとそこにとても大きな電流が流れます。(金属部の電気抵抗が低い)

すると、バッテリーからものすごい量の電流が流れ、本来ならばあっという間にバッテリーが上がってしまいます。

では、なぜバッテリーは無事だったんでしょうか。

回路図を使って説明したいと思います。

USB電源回路図

回路は上の図のようになっています。

今回USB電源に繋いでいたケーブルの被膜がズタボロでした。

被膜剥がれ

上の図のオレンジ部分の被膜が剥がれたとします。

そして、金属が接触すると・・・。

被膜剥がれ部に金属が接触

この状態でキーONにすると・・・。

バッテリーから大きな電流が!

わかりやすくするため、USB電源から流れる電流を緑としました。

この緑の部分にとても大きな電流が流れます。

そうしたときに自らを犠牲にして守ってくるのが、

ヒューズ様です!

ヒューズ様

赤枠で囲ったヒューズが大きな電流が流れると自ら切れることで回路を断線してくれます。

すると緑の回路は断線することで電気は流れなくなり、バッテリーは守られます。

一方グレーの回路(ブレーキランプとかに通じてるヒューズ部)には回路は別となっていますので、何も影響が無いことがわかります。

っということで実際に赤枠のヒューズ部を見てみます。

ヒューズを交換するだけで修理は完了!

ヒューズボックス

ここですね。

このヒューズカバーの中にあるヒューズを取り出します。

切れたヒューズと新品のヒューズ

左が取り出したヒューズで右が新品のヒューズ。

見事に切れています。

しかし、このヒューズのおかげでバッテリーは守られました。

新しいヒューズと交換し、新しいケーブルでスマホを繋いでみて通電を確認することができました。

ヒューズ自体は予備を持って行っていたので、費用はかかりませんでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ぼく自身取付けるときに考えてはいましたが、正直本当に起こるとは思っていなかったです。

しかし、取付けるときにちゃんとリレーの構造やヒューズの役割と回路図を頭に入れていたので、USB電源が死んでいたのを気づいた時も焦ることなくすぐに直すことができました。

バッテリー交換となると費用もかかりますし、まずエンジンもかからなくなるのでそれを考えるとしっかり対策はしておく必要があると思います!

なぜ、リレーを使った電源の取り方を採用したのかとリレーの構造や回路の説明は取付け方の記事に書いてありますので、そちらも見れば理解できるかと思います。

↓USB電源の取付け方の記事

それでは、また会いましょう!!

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